編 集 後 記

 日本外科代謝栄養学会の機関誌「外科と代謝・栄養」への投稿に際して、統一された用語の使用が望まれるということで、学会内に用語委員会が結成され、本学会に関連があり繁用される用語について検討が重ねられ、その成果が日本外科代謝栄養学会用語委員会ガイドラインとして「外科と代謝・栄養 第28巻5号1994年」に掲載された。  

 このガイドラインでは用語の統一が目的とされたが、とくに新しい用語についてはガイドライン作成中にもその概念や使用環境が変化していくため、その時点での使われ方を中心とし、機関誌読者の理解の助けを主目的とした用語解説集に改められ、「用語ガイドライン(改訂版)第35巻2号2001年」として上梓された。基本的には本機関誌のSubject Indexから繁用される用語を拾い出し、用語委員が分担して解説を加えた。

 用語委員会は、同時に「話題の用語」として新しく注目されるようになった、あるいは新しい概念を表す用語を取り上げて、その解説、その用語を紹介する論文、関連する用語とその解説を第34巻6号2000年以降の各号に載せる事業を始めた。

 今回編纂された用語解説集は、これらの集大成を収録したものである。代謝に関する論文の読解、医学誌への論文投稿に際してご利用頂ければ幸いです。

 ここまで来るのに、実に10年の歳月を要した。その間ご協力を頂いた用語委員会委員の方々、また実績を用語解説集にまとめる労をとって頂いた現用語委員会委員長の小林展章先生に深甚なる謝意を表します。

日本外科代謝栄養学会用語委員会
前委員長 遠藤昌夫

用語委員会
青木 克憲
大村 健二
辻仲 利政(2000年6月まで)
矢野 雅彦(2000年7月から)
遠藤 昌夫(2000年6月まで委員長)
委員長 小林 展章(2000年7月から)
野口 芳一
吉川 恵次